| 著者: | 佐藤 正午 | 
| 読み: | さとう しょうご | 
| 題名: | 『取り扱い注意』 | 
| 出版: | 角川文庫 | 
| 発行: | 2001(1996) | 
| 解説: | 北上 次郎 | 
| 読了: | 2001/07/29 | 
| 評価: | C+: ★★★ | 
| 感想: | 一族の鼻つまみ者の叔父と僕が手がけた強盗事件。女にもてるだけがとりえだった僕の身の回りが急に慌しくなる。 物語の進行・時制・登場人物がわざと入れ替わりねじれるため読みにくい。ディーテイルは素晴らしいのに全体としてくすんでいる感じ。 解説の北上次郎はそれこそが佐藤の魅力であり、巧妙に隠されたテーマを読み解くのが佐藤作品の楽しみなのだ、というのだけれど。 |