| 著者: | 笠井 潔 |
| 読み: | かさい きよし |
| 題名: | 『三匹の猿』 |
| 出版: | 講談社文庫 |
| 発行: | 1999(1995) |
| 読了: | 2002/02 |
| 評価: | C+: ★★★ |
| 感想: |
三匹の猿、見ざる言わざる聞かざるになぞらえた殺人事件と入り組んだ人間模様。犯人はいるけど本当の犯人はいない、そんなミステリーならではのワクワクとやるせなさとを描いているところは見事。 ただ、他の笠井作品と比べてしまうとお勧め度、興奮度、読後の満足度と脱力度は見劣りしてしまう。 (注) 脱力度:作品世界にどっぷり浸かっていた反動で脱力してしまう度合い。 |