Google Mapsで確かめる『神社の系譜』鹿島神宮編

検証

こちらはちょっとあれれ、という結果がでました。

  1. 朝鮮半島(慶州あたり)からの渡来人がまず出雲に拠点(出雲大社に近い出雲国府跡)を作って、
  2. そこからまっすぐ東に進んで太平洋に辿り着いたところに鹿島神宮を建てた。
  3. そこから夏至の日没方向に筑波山がある。
  4. 鹿島神宮から春分/秋分の日没方向に諏訪神社がある。
  5. 鹿島神宮から冬至の日没方向に富士山があり、
  6. その延長線上に伊勢神宮がある。
  7. 鹿島神宮、諏訪大社、伊勢神宮、富士山は二等辺三角形をなしている。

2.がちょっと怪しいですね。本では「出雲大社と諏訪大社と鹿島神宮が一直線上に並ぶ」とあったのですが、これは他の精度の高さを見るとズレ幅が大きいように思います(とはいっても、あの昔の測量精度としては驚きですが)。

おまけ

同好会による(?)『渡来人研究』という(学術?)雑誌があるようです。この挿絵に似たような、もっとよく出来た地図がありましたので紹介しておきます。何しろ私とは気合いが違いますからもっといろいろな神社とか角度とか長さとかも研究されてます。
『渡来人研究』第1号(2006年3月号)
ユダヤ人渡来説なんかも書いてあって眉につばをつけたくなったりしますし、冊子一冊分のボリュームを1ページにひたすらずらずらと書いてあるのでめげそうになりますが、ページ真ん中あたりからちょっと下に図があります。