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バンコク会議とは? にゅうずれたあ目次へ


<第二部>
私たちの命の本質と各自が与えられているミションについて
命(いのち)の形〜チャンドラゴーナでの出来事
(1)ある12月の夕方、ハンセン病棟に子どもが連れられてやってきた。連れ てきた人は5時間離れた町のバザールの小さな店の小父さんで、店の前に寝て いる子どもがどうもハンセンのようだからと言ってわざわざ連れてきて入院さ せるという出来事があった。
(2)サイクロンで12万人死亡した時、沢山の人が自主的にサリーやチャパテ ィを焼いて出してくれ、青年達が配るボランティアを献身的にしてくれた。半 年経って、中心になってくれた青年達を呼んでカレーパーティをした時、青年 達は口々に「よい経験をさせてもらった。またこういう事があったらぜひ声をかけて欲しい」と言った。
私たちの命の形は神様の形に作られている。そして私たちはその形に添って生きる時に真の喜びに満たされる。しかし一方では、知恵を得ることで自己中心的となり、他者と共に生き得ない存在でもある事もまた事実である。しかしイエスの贖罪により自由とされた、本当の意味で与えられた命の形に添って生きること、生きようとする事、そしてその行き方を通して神の愛を証することこそ私たちのミッションである。


相手国の草の根の人々と共に生きようと願いながら共に生き得ない現実に苦悩するがその苦悩の中にも神様の祝福がある。衣服1〜2枚は脱げても、裸になれない現実を前に、お前自身のためにこの世に来たんだよというイエス様の声を聞いて自由になった。

<第三部>
今後のJOCSのミッション
それぞれ自分達が与えられているミッションをJOCSを通して果たすこと、その祈りを持つ者に機会が与えられる様に、共に働くことがJOCSのミッションではないか。その事を通して参加する私たち全員が変えられていく事がJOCSのミッションではないか。具体的には前述した様に、真の草の根を目指し、その中で苦闘する中から、次なる理念が生れ出てくるものだと思っている。

物理的規制の中でできることがあるのならば、またそれらがJOCSの活動範囲内であるのならば、キリスト教という母体の中で色々な花が咲いてきたように、JOCSの中でも花咲かせることができる。

〈文責:山本、三宅〉