著者: | 青木 新門 |
読み: | あおき しんもん |
題名: | 『納棺夫日記―増補改定版―』 |
出版: | 1996(1993) |
発行: | 文春文庫 |
読了: | 2000/11/01 |
評価: | B: ★★★★ |
感想: |
亡くなった人を棺桶に詰めるのが仕事の著者が仕事を通して体験したこと、感じたことを日記にしたもの。すごい職業があったもんだ。医者とか不治の病に侵された人とはまた違った側面から、「死から生を見つめて」いる。よく言われていることではあるけれど、死と向き合うことによってしかよく生きられない、ということを仏教的に説いている。続けて読んだ辻仁成の『白仏』とテーマが重なっていて響きあった。 |