著者: | 辺見 庸 |
読み: | へんみ よう |
題名: | 『眼の探求』 |
出版: | 角川文庫 |
発行: | 2001(1998) |
読了: | 2001/04 |
評価: | B+: ★★★★ |
感想: |
著者のダラリとした、それでいて緊張感のある眼差し、態度に好感。脱力しているのに怒りに満ちている語り口。茫としているのに凛としている眼差し、、 比喩にはキリがないけど、素晴らしい文章で世を切り取って差し出してくれる。古今東西を問わない引用もその場その場に華をそえて彼の言葉を引き締めている。 でも、ちょっと重たくて何度も読み返せないかな。 |