表題作はペケ。主人公の具体的な苦しみが描けておらず、記憶を無くすという物語の前提に参加できない。抽象的な苦しみは恐いくらいに良く描けているのだが。
B面はgood。北村薫と桐野夏夫を足して2で割ったようない。