著者: | 村上 春樹 |
読み: | むらかみ はるき |
題名: | 『国境の南・太陽の西』 |
出版: | 講談社文庫 |
発行: | 1995(1992) |
読了: | 2001/05 |
評価: | A: ★★★★★ |
感想: |
今の自分は今の自分でしかありえない、過去の「もし」はありえない、という思いと、今の自分は何かが欠けているという思い。ここから生まれる静かな、根強い苛立ち。Missing pieceを見つけた時の喜びと過去・現在を捨て切れない悲しみ。 現代に生きることの喜怒哀楽を見事に描き出している。 |