著者: | 重松 清 |
読み: | しげまつ きよし |
題名: | 『四十回のまばたき』 |
出版: | 幻冬舎文庫 |
発行: | 2001(1993) |
読了: | 2001/06/23 |
評価: | B-: ★★★★ |
感想: |
あまりパッとしない翻訳家が主人公。指名されて訳した詩集がヒットし、作者と会うことに。とてもあの詩の作者とは思えない粗野な人物。まわりが扱にてこずるなか、意気投合した主人公は大切なことを教わる。タイトルもそのうちの一つ。 「泣きそうになったらまばたきを40回」。 その意味は、、、 重松作品の特徴である、美しく澄切った理想世界と汚く悲しく愛しい現実世界がある。後者がやや小振り・漫画チックで残念だが。 |