著者: | 姫野 カオルコ |
読み: | ひめの かおるこ |
題名: | 『変奏曲』 |
出版: | 角川文庫 |
発行: | 1996(1992) |
読了: | 2001/07/04 |
評価: | A-: ★★★★★ |
感想: |
時と舞台をかえて繰り返し描かれる姉弟の恋(タイトルの所以)。官能的。二人は、サドマゾ、明暗、器用不器用など対照的。許されぬ恋への燃え上がり方すらも。章が変わると、人物は異なるのに人格は同じという展開で違和感が付きまとう。脳味噌をいじくられているような変な気分になる(作者の思うツボ?)。 |