自由と孤独を愛する主人公が婿入りしたのは結束の強い大々家族。とまどいながら家族のありかた、夫としての自分、父としての自分、作家としての自分と向き合ってゆく。
それなりに面白くはあるけれど、辻が書かなくてもいい作品。仁成でなければ書けない作品ではない。