著者: | 手嶋 龍一 |
読み: | てしま りゅういち |
題名: | 『一九九一年 日本の敗北』 |
出版: | 新潮文庫 |
発行: | 1996(1993) |
読了: | 2001/11/04 |
評価: | B+: ★★★★ |
感想: |
湾岸戦争の時、なぜ日本はあれほどまでに後手後手にまわり、増税までして100億ドルを出したのに顧みられなかったのか。 手嶋はビジョンと方向性を示すべき政治家の不在と国益より省益を優先させる官僚の存在を指摘する。 ベーカー国務長官や財務長官をはじめとする人間像もドラマティックに描いており、いい意味でのジャーナリスティックな読み物になっている。 |