著者: | 笠井 潔 |
読み: | かさい きよし |
題名: | 『梟の巨なる黄昏』 |
出版: | 講談社文庫 |
発行: | 2000(1996/1993) |
読了: | 2002/03/20 |
評価: | C+: ★★★ |
感想: |
どんな物語だったのかなぁと、本の整理をしていたときに思い立って再読。 矢吹駆シリーズと比べるとスケールが小さく、ちまちました印象が目立つ。 同じ事件に関わる四人の登場人物のそれぞれの視点から立体的に描き出すという手法はある程度成功しているものの、ハラハラ・ドキドキ感が立ち上がってこない。本を巡るミステリーなら恩田陸『三月は深き紅の淵を』やジョン・ダニング『幻の特装本』に軍配。 |