| 著者: | 奥田 英朗 |
| 読み: | おくだ ひでお |
| 題名: | 『邪魔』 |
| 出版: | 講談社 |
| 発行: | 2001 |
| 読了: | 2002/03/26 |
| 評価: | B: ★★★★ |
| 感想: |
平凡な生活という幸せを守るためならなんでもする。主人公の主婦が一つの小さな綻びを繕おうとしたばかりに転げ落ちてゆく。 官僚的な警察内部の体制と抗い、元同僚と抗い、世間の悪や業と抗うもう一人の主人公は、ちょっと漫画的ではあるけれども快感。 桐野夏生の『OUT』を読みながら連想していたけど、こちらの方がお手軽ドラマ仕立てかな。 |