著者: | 大塚 英志 |
読み: | おおつか えいじ |
題名: | 『「彼女たち」の連合赤軍―サブカルチャーと戦後民主主義―』 |
出版: | 角川文庫 |
発行: | 2002/05 |
読了: | 2002/05/08 |
評価: | A-: ★★★★★ |
感想: |
いまさらなぜ連合赤軍なのか、と思いつつも読んでみたがなるほど、の連続だった。 永田洋子はなぜ乙女チックなマンガ絵と写実的な植物画とまっとうな自己批判文を書いたのか。なぜ重信房子はタレント本を書き常にカメラ目線でメディアに登場するのか。 フェミニズムにまったく新しい観点をもたらした論集になっている。少女マンガというメディアの特質と女性漫画家の出産本ブーム、オウム、宮崎勤、村上春樹の歴史観、など謙虚に縦横無尽・快刀乱麻の暴れっぷり。 |