著者: | 久世 光彦 |
読み: | くぜ みつひこ |
題名: | 『卑弥呼』 |
出版: | 新潮文庫 |
発行: | 2000/06 |
読了: | 2002/05/27 |
評価: | A: ★★★★★ |
感想: |
『陛下』が面白かったため、以前読んで楽しかった『卑弥呼』を再読。 うん、やっぱり楽しい。 女性の「あそこ」に明るくさわやかな名称を!という雑誌企画、美男美女のカップルでも「あれ」ができない、はちゃめちゃでインテリなおばあちゃんと最後の命を燃やし尽くす末期ガンのおじいさん... 破天荒なストーリーとカリカチュアライズされた登場人物なのに、単なるドタバタ劇にはならず「生きることの意味」を巡る若き立場と若からぬ立場からの問いかけが真摯に行われる。 睡眠時間を奪われた。 |