| 著者: | 井上 章一 |
| 読み: | いのうえ しょういち |
| 題名: | 『キリスト教と日本人』 |
| 出版: | 講談社新書 |
| 発行: | 2001/05 |
| 読了: | 2002/05/29 |
| 評価: | D: ★★ |
| 感想: |
キリスト教に関わる奇説珍説から浮かび上がる、日本のキリスト教受容を描く、従来のキリスト教書籍はあまりにも信仰面に偏りすぎており、結婚式やクリスマス、ミッション系スクールなどへの好意的な態度をないがしろにしてきた、という触れ込み。 この着眼点自体は非常にいいのだが、中身がひどすぎる。 扱われているトピック自体は、キリスト教と仏教の類似性に基づく同祖論や派生論、など。 やはり講談社新書か、という思いを強くした。 『美人論』のあの切れや冴えはどこへ、と思ったが同名の別人らしい。 |