著者: | 川上 弘美 |
読み: | かわかみ ひろみ |
題名: | 『溺レる』 |
出版: | 文春文庫 |
発行: | 2002/09(1999/08) |
受賞: | 伊藤整文学賞受賞 |
読了: | 2002/10/01 |
評価: | C+: ★★★ |
感想: |
逃げて溺れる八つの短編集。 500年以上も死ねないまま生きている連れ合いを題材とした「無明」以外はどうもピンとこなかった。種村季弘の解説を読んで初めて「ああ、なるほど」とは思ったものの。 他の誰にもまねのできない川上独自の暗喩による世界というのはどの作品にもぼわぼわと構築されてはいるのだけれど。 |