著者: | 姫野 カオルコ |
読み: | ひめの かおるこ |
題名: | 『ほんとに「いい」と思ってる?』 |
出版: | 角川文庫 |
発行: | 2002/09 |
読了: | 2002/11/15 |
評価: | B-: ★★★★ |
感想: |
世の中の「あれっていいよねぇー」をばったばったとなぎ倒すヒメノ式痛快エッセイ。 映画『プリティ・ウーマン』を見てもやもやと思っていた「なんか違う」に言葉を与えてくれた。この映画、単なる「頭の悪い映画」(ゼロ)ではなくて、根本的に何か間違った方向に人を導く(マイナス)と思いつつも見通せなかったいらいらを喝破してくれる。 曰く、「リチャード・ギアは自分では何もしない。お金を持っているだけで幼稚で、全部周りがセットアップしてくれただけではないか」「ジュリア・ロバーツも自分では何もしない。リチャード・ギアがくれたお金で周りが動いてくれただけではないか。そのくせプライドだけ高い。」。ギャハハ。 「世の中的にはよくないと評価されているけど私はいいとおもうんだけどなぁ」で構成される後半もまた楽し。 |