| 著者: | 恩田 陸 | 
| 読み: | おんだ りく | 
| 題名: | 『不安な童話』 | 
| 出版: | 新潮文庫 | 
| 発行: | 2002/12(1999/1994) | 
| 読了: | 2002/11/21 | 
| 評価: | C+: ★★★ | 
| 感想: | 強烈な個性を持っていた画家と、彼女の生まれ変わりかも知れない主人公が前世の「記憶」を頼りに奇妙な事件の解決に臨む。 暇つぶしにはなったけど感銘は受けなかった。作品に透明感を与えるための演出であるさめた情景描写と作品に温かみを与える主人公の間抜けぶり、「普通の女の子ぶり」ががちゃがちゃして読みにくい上、どっしりした読み応えのない謎のための謎を解いてみせる底の浅さを感じてしまった。 |