著者: | 梶井 厚志 |
読み: | かじい あつし |
題名: | 『戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する―』 |
出版: | 中公新書 |
発行: | 2002/09 |
読了: | 2003/01/22 |
評価: | C: ★★★ |
感想: |
ゲーム理論の入門編。戦略的に考え行動するとはどういうことなのか、分かりやすく単純化された例を使って道案内。 作者自身が前書きで断っているのだが「無味乾燥にならないように」「アカデミックに正確であることよりはゲーム理論の発想、着眼点、方向性を分かりやすく伝えること」に重きが置かれている。そのため、やや「入門書の入門書」で終わってしまい、奥深さが見えてこない。少々残念。他の新書ではなく中公新書なのだからもう少し踏み込んでも良かったと思うが。 とはいうものの、読む前と読んだ後では日常のありとあらゆる出来事の見方が少し変わる。これは自分でも驚き。 |