著者: | Huntington, Samuel |
読み: | サミュエル・ハンチントン |
題名: | 『引き裂かれる世界』 |
出版: | ダイヤモンド社 |
発行: | 2002/10 |
読了: | 2003/04/25 |
評価: | B: ★★★★ |
感想: |
『文明の衝突』の著者が、9.11の後に「ほら私の言ったとおりになったでしょ。」と念を押すための本。日本の出版社がサラリーマン向けに企画して『文明の衝突』をわかりやすく書き直してもらった本。 9.11の後、日本のマスコミがハンチントンの考え方をあらかた紹介してしまっているため目新しさ、斬新さはない。また、非常にこなれた訳と分かりやすい構成でスラスラ読めてしまうため物足りなさが残る。『文明の衝突』に対する反論にどう再反論しているのかを期待して読むと肩透かし。 |