| 著者: | 多島 斗志之 |
| 読み: | たしま としゆき |
| 題名: | 『症例A』 |
| 出版: | 角川文庫 |
| 発行: | 2003/01(2000/11) |
| 読了: | 2003/06/07 |
| 評価: | B: ★★★★ |
| 感想: |
精神科医の主人公は新しい病院で担当することになった少女に診断がつけられない。分裂病なのか、境界例なのか。判断をつきかねている。。。いわゆる多重人格ときちんと向かいつつ、ミステリーとしてもそれなりに面白い。 なんとなく、一昔前の人が無理矢理今風の文体を真似して書いたようなぎこちなさがマイナス。感性は古風。ワイドショー的でない多重人格の取上げ方には好感が持てただけに残念。 |