| 著者: | 桐野 夏生 | 
| 読み: | きりの なつお | 
| 題名: | 『ローズガーデン』 | 
| 出版: | 講談社文庫 | 
| 発行: | 2003/06(2000/06) | 
| 読了: | 2003/06/16 | 
| 評価: | C: ★★★ | 
| 感想: | 村野ミロシリーズはどうしても好きになれない。 強くない探偵、完璧でない探偵、新宿で生きるゲイや中国人ホステスといった登場人物、そういった設定もあざとく思えてしまう。 桐野は、普通の人に降りかかった普通でない出来事を描いたときに一番素晴らしい。『OUT』しかり『柔らかな頬』しかり。それに対して、普通でない人に降りかかった普通の出来事を描いたときには一番面白くない。『ファイアボール・ブルース』しかり「村野ミロ」シリーズしかり。 |