著者: | 村上 龍 |
読み: | むらかみ りゅう |
題名: | 『おじいさんは山へ金儲けに―時として、投資は希望を生む―』 |
出版: | 幻冬舎文庫 |
発行: | 2002/12(2001/08) |
読了: | 2003/08/16 |
評価: | D: ★★ |
感想: |
テーマはお金。昔話を題材に、今日の日本で生きてゆく上で知っておくべきことがらを教訓として提示する。 ひどい。あまりにひどい。経済評論家気取りの村上龍がののしられる理由が分かったような気がした。昔話をモチーフとする必然性がまったくない。お話そのものが安易で貧しい。はまのゆかが描く挿し絵とのハーモニもない。お話とお話の間に挿入される「本物の」経済の専門家のコラムも単体ではいいけど村上の書くお話とリンクしていない。 |