| 著者: | 堺屋 太一 | 
| 読み: | さかいや たいち | 
| 題名: | 『東大講義録―文明を解く―』 | 
| 出版: | 講談社 | 
| 発行: | 2003 | 
| 読了: | 2004/01/04 | 
| 評価: | D: ★★ | 
| 感想: | 2002年4月から7月にかけて東京大学先端科学技術研究センターで行った講義をまとめたもの。人類史を文明史の観点から捉えなおし、近代文明以後の社会を地価社会と捉え転換の必要性を説く。 ほとんど理解できなかった。個別の分析・解釈は非常に的確だったり、今までにない観点から解釈を加えて面白いものだったりするのだが、なぜそこにその事例が必要なのかという必然性が不明な場面が多い。従って全編通しての感想は恣意的個別的なエピソードがバラバラに列挙され、思いつきの解釈を添えてあるだけ、というもの。Aという事象を非常にうまく説明しているBという理論がCという事象を説明する際には否定されている、など。校長先生の朝礼訓示の域を出ていない。 |