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バンコク会議とは? にゅうずれたあ目次へ

もっと根が深い問題であるように思います。ワーカーは現地の人と"友"となろうとすることで彼らの問題を探ってきた。理事会は(理想としては?)ワーカーの"友"あるいは"師"がその任にあたり、ワーカーの抱える問題を探って組織の中に生かしてきた。そういう中でJOCSは組織化され、発展してきたように思います。そういったなかでは"阿吽(あうん)の呼吸"というのも通じると思うのですが、今は 1)ワーカーが"お雇いワーカー"になってきた(交わりのなかで送り出されるよりも契約のなかで送り出される、というのに近いような気がします)、 2)組織化され交わりが希薄になってきた中で各セクションが有機的に、"阿吽(あうん)の呼吸"で結びつくということが難しい、という状況なのかもしれません。組織化するならばもっと透明性を高めなければならないし、阿吽(あうん)の呼吸で続けるならばもっと交わりを深めなければならない(交わりはキ医連の中でつくるべしというのみでは現状で少し無理があるように感じます。)ように思います。少なくとも準備委員がこの"阿吽( あうん)の呼吸"の交わりの中にいるとは言えないような気がしますし、透明性があるという風にもあまり感じません。こういう中では議論の出所を見つけだすのは難しいのではないかと感じます。
3)準備委員の実力不足?
議論の出所を探すのに準備委員に実力があれば問題はないのでしょう。第1回は役職から推し量ると理事が委員長ということもありかなりの力量を持っていたように思います。第2回、第3回はその役職からは推し量ることができませんのでちょっと分かりません。いずれの方々も現在尊敬に値する方なんですが、その当時、自分たちと比べてどうなんだろうということはちょっと想像がつきません。現在の準備委員は(私はまだ学生ですが)働いて1〜3年目くらいの人が多く、"仕事"あるいは"組織"ということに関してもまだよく分かっていないのかもしれません。医療に関する専門性はある程度持っている委員はいてもNGOあるいは国際協力、それから、キリスト教に関する専門性は持っていません。やはりそのようなことから考えても私たちが議論したとしても"絵に描いた餅"のお話になってしまうでしょう。上に書いたように、議論が出てきている、または、阿吽の呼吸でそれが分かるという場合にはこのような専門性はそれほど必要でなく、それを吟味し、会議の議題に合うようなセッティングをするということは可能かもしれません。ただそれがない場合には第2 回のように専門家に依頼して問題を発掘してもらうということが必要なので
はないかと思います。第3回の場合には事情に詳しい人が準備委員となる、専門家に依頼するといういずれも系統だっては行われてはいないように思うのですが、それがバンコク会議参加者全員には問題提起がよく伝わっていなかった(?)という原因にもなっていると考えるのは誤りでしょうか?

★★★★★★解決策はあるか★★★★★★
 あまり文句ばかり言っていると誰かに叱られそうだし、自分もイヤになってくるので、少ない脳ミソで解決策を考えてみました。
1)バンコク会議を延期する、あるいはやめてしまう
 これは一番消極的なやり方で自分としてもちょっと不本意であるけれども、議論が湧き起こっていない時に会議をして意味があるのか?ということもあります。これを否定するためには"何のための第4回バンコク会議?"ということは少なくともはっきりさせなくてはならないと思います。
2)準備委員がアジる役割になる、あるいは、誰かにアジってもらう
 これはトンチンカンでもいいから、誰かが発題していって、「何言ってんの?現実を考えなさい!」と誰かが発言するのを期待して、議論が湧き起こるのを待つ、という方法。これならばできそうな気はしますが、実際に公開討論する時間が限られている(反論を期待しているので公開討論しなければこれ自体意味がない)のと、やっぱり現実に即した正論を言いたいのでこんな事をしたがる人はあんまりいないということがあります。(この文章自体アジっているとという気はしますが、、、スミマセン)
3)これから専門家・JOCS関係者が多くはいる諮問委員会を作る
 本来であればこれが理想的であったように思います。「21世紀のJOCSについて考える会」はそれをねらって行われたように思うのですが、それが実際にはそれほどの力を持ち得なかった。着想自体は 『専門家だけでなく"オープン"な会議にして、交わりを作っていって、その上でいろいろな発想を取り込んでいく、その中でJOCS自体の評価、発想の転換をしていく』と畑野さんが考えていたんじゃないかなぁと勝手に推測していますが、その後その流れを準備委員会に持ち込むということは十分にはできていません。これは準備委員自体も反省することかもしれません。発題は「21世紀のJOCSについて考える会」でできていて、準備委員会では議題


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